
水俣病について
今年は水俣病公式確認から69年を迎えた大事な年と、水俣病を世界に発信しその責任をチッソ及び行政に認めさせたと映画「MINAMATA」の主人公の一人アイリーン女子は語った。
宮崎との県境の山都町(熊本県)で「MINAMATA」の映写会と彼女のトークショーでの事でした。

トークショウでのアイ・リーンさん

熊日新聞
彼女は「熊本の人は水俣病に無関心で既に終わった事と考えている」と言い放った。
そして、今日でも水銀汚染被害は世界で発生しており、経験者としての熊本が果たす役割は大きいとも。ややもすれば忘れ、終わったものとして捉えている私たち地元熊本県民への警鐘でした。
2024年の慰霊式での環境大臣との懇談で、発言の途中でマイクの音を切るなど、国や県のやりかたは同様の考え方が窺えた。
また、2025年5月1日の慰霊式で環境相は「被害を前提に調査を行うわけではない」と答えるなど、残された被害の把握に後ろ向きな姿勢で、その根底には既にこの問題は終わったものとの認識が窺えた。(某新聞引用)
2023年9月大阪地裁は「「特措法の対象外でも、水俣病を発症する程度にメチル水銀を摂取したと推認するのが合理的だ」。とし、原告全員を水俣病と認め、国などに賠償を命じ、国のこれまでの救済策を否定した。

特措法判決理由
この大阪地裁の「疑わしきも救済」の判決はまさに現状の苦しみの渦中にいる被害者や患者さんたちの願いであると同時に、現状は歴代の想いのある政治家の積み重ねから大きく後退している。
国内での政治判断で解決出来ないのであれば、北朝鮮の拉致問題と同じで外圧に頼るしかなく、トランプに委ねるしか無い。
被害者・患者の皆様は歳をとり過ぎている。ここで助けないなら、浮かばれない。熊本の政治家よ「チーム熊本」で蜂起するべきではないか。
アイリーンさんの水俣病を決して風化させてはならない、そして、「熊本の人は水俣病が正確にわかっていない」「今でも水俣病は続いている」の言葉がズシリと心に残りました。

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